印刷物 デザインの秘密 作るだけで満足していませんか? 安さに惑わされてませんか? 本当に効果があるもの
印刷物などのデザインについて・・・
皆さんは、印刷物のデザインはどのように考えておられますか?
よく聞く言葉に「安いからいい」「自分で作れるから大丈夫」
などよく耳にします。
このような、お店などは危険です。もう一度、広告デザインを見直した方が良いです。
おそらく90%以上効果はないでしょう?
よく、折り込みチラシなどで・・・明らかに素人・手作りな策略のないチラシが見受けられます。
結局のところ、あまり効果がなく 作る労力・コストも無駄になってしまっているのです。
では、どのようにしたら良いでしょうか??
デザインにまつわる最近の情勢・動向
最近では、クラウドソーシングやウェブで作れるツールが増えてきました。
また、定額制(サブスクリクション)のところもあります。
本当にそれで良いのでしょうか?
クラウドソーシングの場合
クラウドソーシングの場合
- 発注者が複数いて掲示板などで募集をします。
- それを見て、デザイナーの方が応募します。
- 発注形式がプレゼンの場合、デザイナーの複数のデザインから発注者が選択します。
- それで選択されたデザインが発注されて、料金が確定します。
- 納品後に、クラウドソーシングの会社に発注者がお金を支払います。
- クラウドソーシングの会社の手数料が引かれて、デザイナーに入金されます。
上記は、一例ですが このような流れになり 時間 がかなり無視されてます。
果たして・・・このようなカタチで良いものができるでしょうか?
隙間時間を使ったサービスも現在ありますが、クラウドソーシングの場合 納期・デザイン時間・待機時間など
様々な時間という概念が無視されているかと思います。
さらに、見えない相手とのやりとりとなりますので、不安になりませんか?
サブスクリクションの場合
定額制で金額的にも安いので、発注しやすいですが、
一応担当者がつくみたいですが、経験・スキルなど不安になりませんか?
定型のテンプレート・制限なども多々ありそうです。
追加で料金が発生する可能性もあるかもしれませんし、半年契約など長期契約もあるところが
ありません。
あなたなら発注しますか?
デメリットばかり書きましたが、
スピーディーに仕事を進める場合や時間がない時にはこのようなサービスを活用しても良いでしょう。
デザインの打ち合わせ。
よくお客様と打ち合わせをしますが、最近ではLINEやSNSの普及もあり、そちらで校正する機会が増えました。
しかしながら、複雑なデザインやイメージがわからない案件は、直接会って打ち合わせをします。
意外とそちらの方が早かったりします。
一番心がけていること
クライアント様がイメージがわからないなどのお悩みの場合もあります。
そこで、いくつかイメージに関する質問をさせて頂きます。(内容は秘密です(笑)。)
そのイメージが固まったら、ラフや近いイメージを作成します。
数回やりとりをして、完成に持っていきます。その中でも考えているのが
何を伝えるかがわかるか?
印刷物でこの情報があるのとないのでは大きく違います。
例えば、お店の情報(問い合わせ先・住所・地図・予約先など)があると無いのとでは違ってきます。また、何を伝えたいかをわかりやすく説明するのもプロの技です。
お店としては、いろいろと載せたいのは山々ですが、何が言いたいの?と主張したい部分がぼやけてきます。
ヒヤリングは、ココが違ってくると思います。
文章・表現は正しいか?
文章表現が間違えたり・誤字脱字だらけですと信頼が得られません。
以前、ブログやSNSで誤字脱字が多い方がいらっしゃいました。(軽く指摘しました。)
具体的に何が言いたいのか?この表現は間違ってないか?言葉は、響くか?など様々な視点から考えます。
写真などおかしくないか?
デザインによっては、写真がメインとなってくるデザインもあります。
その写真がおかしくないかをチェックします。場合によっては、画像修正・撮影をする場合もあります。
小さいことですが、このような事を常に意識しています。
イメージを崩してないか?
このようなデザインで良いのか?お店のイメージが崩れてないか?を考えています。
例えば、エステ系のチラシでビフォー・アフターの写真を掲載するとします。本当にこのような写真を載せた方が良いのかを考えます。写真や内容によっては、お店のイメージダウンになりかねないからです。
完成したらどうなるか?
デザインだけでなくDTP(DeskTop Publishing(デスクトップパブリッシング))も可能です。
DTPの主な役割は、パソコンでデータを作成し、実際に印刷物を作成することです。
DTPの基礎知識について・・・
それでは、DTPの基礎知識として、上記でも使われているものを中心に、DTPでよく使われる言葉をおさらいしていきましょう。
【割り付け】
紙面の構成を行うこと。文字や写真、図などのレイアウトをすることです。
【アタリ】
写真や図の位置や大きさがわかるように、版下に入れるりんかくのこと。またはそれらのコピーを貼ったもので、出力用に高解像度の画像をレイアウトソフトで取り込んで作業する場合は必要ありません。
【製版】
印刷用の版面をつくること。版下を撮影してつくったフィルムのことで、事実上修正がきく最後の工程となります。
【版下】
白い台紙に写植やDTPで出力した文字を配置し、写真や図を配置するところにアタリをつけ、トンボや罫線などを書き込んだもの。
【刷版】
オフセット印刷時に使用する版のこと。版面となる絵柄をPS版というアルミの板に焼き付けたもので、製版フィルムを用いて行う昔ながらの刷版処理と、現在主流となっているコンピューターによって刷版処理を行うCTPという方法があります。
【CTP】
Computer To Plateの略称で、DTPで印刷用のデジタルデータをフィルムに出さず直接版に焼き付ける方法のことを指します。ダイレクト刷版とも言われます。
【オフセット印刷】
一般的な印刷物に使われている印刷形式で、平版印刷とも言われます。凹凸のない版のため、水と油(インク)の反発しあう性質を利用して、インクがのる部分と乗らない部分を分けています。
上記の事を全て経験しておりますので、後加工や仕上がりをイメージしやすいです。
デザイナー+DTPの両方の知識を持っているデザイナーは、強いです。
最後に・・・。
デザインは、安ければ良いというものではありません。
それなりに知識と時間を費やします。特にブランドデザイン(ブランディング)なんかは、かなり時間がかかります。トータルデザインの知識も必要ですし、一生使う企業ロゴだったりします。
きちんと向き合って、ヒアリングを丁寧にするデザイナーはそれなりの対価が必要です。
期待を裏切らない・たまには良い意味で裏切るデザインをしていきたいと思います。
何かありましたら、気軽にご相談ください。些細なお悩みでも構いません。(動画なども可能ですよ・・・)